「プラセンタ」とは胎盤のことです。赤ちゃんのへその緒とつながっている胎盤は、栄養や酸素を赤ちゃんに届けます。赤ちゃんが成長するのに必要な栄養素(タンパク質・ビタミン・ミネラル・アミノ酸、核酸など )が豊富につまっているのです。
この「プラセンタ」から抽出された有効成分を、注射により体内にとりこむ治療を『プラセンタ療法』といいます。
疲労回復やアレルギー疾患の改善、美肌促進などの美容効果も認められており、広く活用されています。
※当院で使用しているプラセンタ注射薬は、厚生労働省で医薬品として認可されている「メルスモン」です。日本国内の産婦人科で、健康な母親から正常分娩で生まれた胎盤を使用して作られたものです。
【保険適用となるプラセンタ療法】 ・更年期障害をお持ちの年齢45歳~59歳の女性は、保険適用の対象です それ以外の方、または美容等を目的に治療をご希望の方は、 自費診療でのプラセンタ療法となります。 ■更年期障害 更年期とは閉経を挟む前後10年間のことを指し、 女性ホルモンの分泌が低下していきます。 それに伴い、ほてり・のぼせ・イライラ・不眠をはじめとする 体調の変化を感じることがあります。 また、排尿障害や性交障害、骨粗鬆症などの症状がでることもあります。 (個人差があります) | 【自費診療でのプラセンタ療法】 ・美容や疲労回復などを目的とされる場合は自費診療となり、 以下の金額にて、治療を受けることができます。
■初診料・・・3,850円 ■再診料・・・2,057円 ≪プラセンタの働き≫ ・病気に対する抵抗力を高める ・活性酸素除去(老化防止) ・妊婦の乳汁分泌の促進 ・抗アレルギー作用 ・肝臓の働きの強化 ・疲労の回復 ・美肌促進(シミ、シワ、ニキビの抑制、美白促進) 他多数 |
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プラセンタには体内の復調作用があり、本来あるべき状態に戻そうと働きます。
以下のような症状・部位・分野で効果が確認、活用されています。(下記以外にもさまざまな効果効能が報告されています)
★肝臓:脂肪肝・肝硬変・アルコール性肝炎・ウイルス性肝炎
★胃腸:胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃下垂・便秘・貧血・糖尿病
★婦人科:更年期障害・生理痛・生理不順・冷え性
★整形外科:関節痛・腰痛・肩こり
★アレルギー科:花粉症・気管支喘息・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎
★神経科:不眠症・自律神経失調症・頭痛・心身症
★その他:免疫力減退・膠原病・放射線障害・風邪・癌・精力減退・視力減退・脱毛症・嗅覚、味覚の減退・耳鳴り・アルツハイマー・老化
★美容:美白・美肌・シミ・シワ・たるみ ・乾燥肌・湿疹・粘膜修復作用・造血力を高め血の巡りを改善
***副作用について***
プラセンタは人工的につくられた薬と違い、ヒト由来の有効成分をとりこむものです。保険適用認可から40年以上経ちますが、これまで一度も重大な副作用は報告されていないといいます。ただし、通常の注射と同様に、打ったところが赤くなる・発疹・発熱などの症状が出る場合はあります。
***同意書について***
プラセンタ注射をすると献血ができなくなります。輸血血液の安全性を最優先するための行政的対応です。このようなデメリットをご理解いただいた上で、同意書へのサインを頂いておりますのでご了承ください。